7月1日(月)の13:30~17:30に、鍼灸科・鍼灸マッサージ科・柔道整復科の在校生を対象としたスーパートレーナーコースの第2回講座が行われました。古川茜先生(全日本空手道連盟ナショナルチームトレーナー)を講師にお招きし、創傷の処置・脳震盪の対応・上肢の関節障害に対する関節調整を実践しました。

創傷の処置は授業で学びますが、実際に処置する機会が少ないため、今回の消毒から止血までの実践は良い経験になりました。次に脳震盪の症状、判断の仕方、競技までの復帰に対する注意点などを学んだのち、脳震盪に対する評価ツールとして用いるSCAT3(第3版)を使用して、評価方法を実践しました。また、上肢の関節障害として、手指・手関節・肘関節を中心に軸圧を用いた関節調整法による治療法を実践しました。教科書ではなかなか学ぶことのできない『圧のかけ方』に、皆苦戦していました。

最後の1時間は貴重な振り返りのスキル講座ということで今回も武田 剛輝先生( INAC神戸レオネッサ専属アスレティックトレーナー・東急レイエスFCアスレティックトレーナー)にご担当いただきました。充実した4時間となり、受講した在校生の目が古川先生・武田先生の実演テクニックにくぎ付けなっていた様子が印象的でした。

次回は9月16日(月・祝)に、日本代表・ブラジル野球代表のトレーナーのご経験があり、現在は東芝野球部にてコンディショニングディレクターを務められている本校卒業生の渡部拓先生を講師に迎え開催いたします。

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スーパートレーナーコースとは

スーパートレーナーコースは2019年度に発足した講座で、『将来トレーナーとして活躍したい』『アスリートへのケアを修得したい』という意欲が高い40名の受講生でスタートしました。
講師(現役トレーナー)の多くは呉竹学園卒業生で、ナショナルチームやプロスポーツチーム、アスリートに帯動する著名なトレーナーから直接指導を受けることができる貴重な機会と言えます。