あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師、柔道整復師になるには、それぞれの国家試験を受験し合格しなければなりません。そのためにはまず、国家試験受験資格の取得が条件であり、独学では不可能です。厚生労働大臣(または文部科学大臣)の指定を受けた養成学校において、3年間(または4年間)の課程を修了し、在学中に、卒業基準のひとつである「認定実技試験」に合格することで受験資格が得られます。


養成学校には、主に専門学校と大学があり、専門学校は3年制、大学は4年制となり学ぶ期間が異なります。

大学では・・・

教養科目を40単位ほど取得し、幅広い知識や理論から専門的、学術的内容を学びトータルで124単位以上を取得します。また、選択科目が多いことも大学の特長です。

専門学校では・・・

教養科目は14単位ほど、それ以外は専門科目を学び、トータルでの取得単位は以下になります。

  • あん摩マッサージ指圧・はり・きゅう課程:100単位以上※本校カリキュラムでは111単位を取得します
  • はり・きゅう課程:94単位以上※本校カリキュラムでは105単位を取得します
  • 柔道整復課程:99単位以上※本校カリキュラムでは127単位を取得します

専門学校では、座学で学ぶ理論はもちろん、医療の現場ですぐに活躍するための実技や外部臨床実習など実践的な学びにより、真の【現場力】を身につけることに重点をおくなど、カリキュラムにもそれぞれ特徴があります。

国家試験は、卒業年次(大学なら4年次、専門学校・短大なら3年次)に受験することになりますが、その国家試験対策やサポートも授業時間内外に設定されていますので、学校選びの際には重要になってくるでしょう。

まとめ:

  • 医療系国家資格を取得するには、国家試験受験資格が必要。
  • 国の指定を受けた養成学校にて、3年間以上の課程を修了することで受験資格が得られる。
  • 養成学校には、4年制(大学)と3年制(専門学校・短大など)がある。
  • 学校選びの際には、修業年限だけでなく、カリキュラム(座学、実技、実習、研究)や国家試験対策なども検討すること。

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