【柔道整復師と整体師の違いとは?】資格や仕事内容の違いについて徹底解説
柔道整復師と整体師は何が違う?資格の有無・仕事内容・働き方をわかりやすく整理。将来性や就職先の特徴も解説し、進路選びで迷わないためのポイントをまとめます。

「柔道整復師と整体師は何が違うのか?」という疑問は、身体に関わる仕事に興味を持った人が必ず一度は抱くものです。
どちらも“身体の不調をケアする仕事”というイメージがありますが、実は資格の有無や扱える施術内容、働き方には大きな差があります。
この記事では、柔道整復師と整体師の違いを整理しながら、自分に合った進路を考えるためのポイントをわかりやすく解説します。
ぜひ参考にしてくださいね。
▼目次
- 1.柔道整復師と整体師の違いとは?
1.柔道整復師の資格・仕事とは
2.整体師の資格・仕事とは - 2.就職先や働き方の違い
1.柔道整復師の就職先・働き方
2.整体師の就職先・働き方 - 3.まとめ
1.柔道整復師と整体師の違いとは?

柔道整復師と整体師は、どちらも身体の痛みや不調をケアする仕事として人気があります。
実はこの二つの職業は
- 法律で認められた国家資格かどうか
- 施術できる範囲
などに明確な違いがあります。
この違いを理解しておくと、自分がどんな働き方をしたいのか、どんな技術を身につけたいのかが見えてきます。
ここではまず、それぞれの資格の特徴と仕事内容を見ていきましょう。
1.柔道整復師の資格・仕事とは
柔道整復師は、国家資格を持つ医療系専門職
柔道整復師になるには、専門学校などで3年以上学び、国家試験に合格することが必要です。
国家資格であるため、施術内容が法律で明確に定められており、医療・介護の場で専門職として働けます。
柔道整復師の主な特徴
- 国家資格で法的に認められた施術ができる
- 骨折、脱臼の応急処置が可能(継続的な施術には医師の同意が必要)
- 医療保険を使った施術ができる
- 接骨院・整骨院で働く医療系の専門職
仕事内容の例
- スポーツで足をひねったケガをした人への処置
- 高齢者の転倒後のケア
- 日常生活でのぎっくり腰やむち打ちなどの施術
柔道整復師の施術範囲(柔道整復師法による)
- 打撲
- 捻挫
- 挫傷
- 脱臼(医師の同意が必要)
- 骨折(医師の同意が必要)
このように、「施術できるケガの範囲」が明確に定められている点が大きな特徴です。
柔道整復師は、ケガ(急性の痛み)に対応する専門家です。
ケガをした人の症状を見極める力や、解剖学・生理学の知識が必要です。
2.整体師の資格・仕事とは
整体師は、民間資格または無資格でも名乗れる職業で、特定の国家資格はない
整体院ごとに学ぶ内容や技術が異なり、働き方も多様です。
整体師の主な特徴
- 国家資格は必要ない
- 学校やスクールごとに習得できる技術が異なる
- 施術に医療保険は使えない
- 主にリラクゼーション目的の施術が中心
- 医療行為ではなく民間療法の範囲内
仕事内容の例
- 慢性的な肩こりや腰の重さに対するほぐし
- 姿勢を整えるための施術
- 身体のバランス調整
整体師が行えない施
- 整復
- はり
- きゅう
- あん摩
- マッサージ
- 指圧
※リラクゼーションを目的とした「もみほぐし」は可能
整体師の施術は「気持ちいい」「リラックスできる」など身体の調子を整えることが目的で、ケガの治療行為はできません。
そのため、整体師は自由度の高さが魅力ですが、技術の評価基準が施術院ごとに異なるなど、仕事の質や将来性は自分の努力に大きく左右される側面があります。
2.就職先や働き方の違い

柔道整復師と整体師は、働く場所や雇用の安定性にも違いがあります。
進路を考える際は
- どんな働き方をしたいか
- 安定した職場を望むのか
- どれくらいスキルを磨きたいのか
といった点が大切です。
1.柔道整復師の就職先・働き方
柔道整復師は国家資格のため、医療や介護の現場で幅広く需要があります。
柔道整復師の主な就職先
- 接骨院・整骨院
- 病院やクリニック
- 介護施設
- スポーツトレーナーの現場
- デイサービスや介護施設(機能訓練指導員として勤務)の現場
とくに近年は、高齢者のリハビリ需要が高まっていることから、介護分野での活躍が増えています。
勤務時間は接骨院であれば営業時間に合わせた勤務が多く、病院や介護施設ではシフト制が中心。
就職先が幅広いことに加え、資格によって役割が明確に定められているため、安定した働き方を選びやすい点が特徴です。
柔道整復師の働き方をひとことで言うと?
医療知識と国家資格を活かして、ケガの施術・予防・リハビリに関わる専門職。
年齢層や働く場所も幅広く、自分に合った進路を選びやすいことが魅力です。
2.整体師の就職先・働き方
整体師は、民間資格のため働く場所やスタイルは多様です。
リラクゼーション目的のサービスが中心で、来店する人の多くは「疲れを取りたい」「身体を整えたい」というニーズを持っています。
整体師の主な就職先
- 整体院
- カイロプラクティック院
- リラクゼーションサロン・もみほぐし店
- ストレッチ専門店
- スパ・フィットネス施設
自分の施術スタイルを磨き、将来的に独立する整体師もいます。
ただし、整体院の営業時間は長いことが多く、夜遅くまで働くケースもあります。
また、国家資格ではないため、求人の条件や給与の水準は就職先によって大きく差が出ることも特徴。
施術の質や接客スキルによって評価される場面も多いので、向上心が必要になります。
整体師の働き方をひとことで言うと?
リラクゼーション中心のサービス業に近い働き方。
資格の縛りがない分、働き方の自由度が高く、技術や接客によってキャリアが大きく変わります。
3.まとめ

柔道整復師と整体師は、どちらも“身体のケアに関わる仕事”ですが、資格の有無や就職先、施術できる範囲に大きな違いがあります。
最後に違いをまとめてみましょう。
| 柔道整復師 | 整体師 | |
|---|---|---|
| 資格 | 国家資格 | 国家資格なし(民間資格または無資格) |
| 施術内容 | 骨折・脱臼・捻挫・打撲・挫傷などのケガの施術ができる | リラクゼーション目的の施術が中心 |
| 保険の取り扱い | 医療保険の適用が可能(一定のケガに限る) | 医療保険は使えない(全て自費) |
| 活躍できる現場 | 医療(接骨院・病院・クリニック)/介護(デイサービス・介護施設)/スポーツ現場など | 整体院/リラクゼーションサロン/ストレッチ専門店/スパ・フィットネスなど |
| 働き方の特徴 | 医療系職種として安定した働き方がしやすい | 自由度が高いが、収入・技術レベルにばらつきが大きい |
| 将来性 | 医療・介護分野の需要増により安定 | 経験・技術・接客力による差が大きい |
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