『スポーツトレーナーになりたい!』と将来を考えた際に、どういった進学先を選択したら良いか分からない方も多いのではないでしょうか。ここでは将来スポーツトレーナーを目指す方に向けて、選択すべき学校、取得しておいた方がよい資格について解説します。

スポーツトレーナーになるには、どんな進路を選べばいいの?

スポーツトレーナーになるには、どんな学校に進めばいいの?

スポーツトレーナーになるための進路として、次の2つが挙げられます。

①大学・短期大学でスポーツや健康系の専門コースで学び、卒業後、スポーツトレーナーを目指す

②スポーツトレーナー養成や医療系の専門学校に進学し、卒業後(または資格取得後)、スポーツトレーナーを目指す

4年制大学の体育学部やスポーツ科学系の学科に進んだ場合、4年間という時間の中で「座学に多く時間をかけ、一般教養をはじめとした数多くの分野の知識を学ぶ」「大学における部活動の中で選手として活躍しながら、トレーニング知識を学ぶ」ことが可能です。
一方で、専門学校よりも在籍期間が長く就職のタイミングが遅れること、そして学費も専門学校に進学した場合と比較すると4割ほど負担が増えることから、今回は学費負担が少なく、最短でスポーツトレーナーを目指せる②の「スポーツトレーナー養成や専門学校に進学した場合」について説明します。

スポーツトレーナー養成専門学校と医療系専門学校の違いとは?

スポーツトレーナー養成専門学校では、スポーツ選手が試合でパフォーマンスを発揮出来るように普段の健康管理、トレーニングをトータルにサポートする人材養成を目的にしています。卒業後は関連する国家資格取得を目指して、さらなるキャリアアップのために専門学校に進学する方も多いようです。

それに対して医療系の専門学校は医療に特化した専門知識やスキルを学ぶことができ、医療現場やプロスポーツ現場での即戦力となることを目的としています。そのため入学後は座学での知識を覚えるだけではなく、学んだ内容を実践する場もあるので卒業後の職場ですぐに活躍できる実践力を鍛えることも可能です。

また、医療系専門学校では医療の国家資格取得が一番の目標ですので、合格するためのフォロー体制も十分に整っています。

複数の国家資格が取れる専門学校への進学を目指そう

スポーツトレーナーになるために絶対に必要な資格というのは決まっていませんが、国家資格を取得することで、高度な専門知識・技術を持っているということを周囲に証明することができます。資格があることで、選手もより安心してトレーニングやコンディショニングを任せることが出来るでしょう。さらにそれが医療系の国家資格であれば、選手の体に直接触れて医療行為を行うことができるため、チームの監督だけでなく周りの選手からの信頼を得やすくなります。

スポーツトレーナーの業務範囲は広く、ケガの予防はもちろん、実際にケガをした際の応急処置やケガから復帰するためのリハビリのサポートなど、専門的な知識・技術が求められることから、実際に現場で活躍しているスポーツトレーナーの中には、複数の医療系国家資格を取得して活躍している方も多くいます。

医療の国家資格である柔道整復師、あん摩マッサージ師、はり師、きゅう師、理学療法士などの資格を複数持っていると、選手からの様々な要望に対応することが可能になり、トレーナーとしての活躍の場も広がります。複数の医療系国家資格を取得できる専門学校への進学は、スポーツトレーナーとして活躍するための近道と言えるでしょう。

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