スポーツトレーナーは、スポーツインストラクターなどと並び、スポーツに関しての代表的な仕事のひとつとして知られています。スポーツトレーナーという仕事に魅力を感じ、興味を持っている人も多いでしょう。

そこで本記事では、スポーツトレーナーの仕事内容や、スポーツトレーナーに求められるスキルについて説明をしていきます。

人気のスポーツトレーナーの仕事!求められるスキルは何?

スポーツトレーナーの仕事内容は?

スポーツトレーナーとは、選手の心身のサポートや、コンディショニングなどといった必要なケアを行う仕事です。 トレーニングのメニューを作成して指導を試み、スポーツ選手がケガをした場合に、その処置や早期回復、予防などのために体のメンテナンスを行うことも大切な仕事のひとつです。

また、トレーニングや体力面だけでなく、心のサポートや栄養に関するケアも求められます。 集中力をアップさせたり、自己肯定感を高めたりできるように、精神面でのサポートや食事や栄養管理アドバイスを行うこともあります。スポーツ選手をあらゆる面からのサポートすることが大事な仕事ですが、選手や所属チームが良い成績を挙げた場合には選手とともに達成感を味わえることが大きなやりがいと言えるでしょう。

スポーツトレーナーになるには資格が必要?

スポーツトレーナーになるために法律上必須となる資格や免許はありませんが、実際にスポーツ選手に対してマッサージなどの施術を行うには、医療系国家資格である「あん摩マッサージ指圧師」の資格保持者であることが必須の条件となります。

国家資格を持っていると何ができるの?

あん摩マッサージ指圧師

あん摩マッサージ指圧師は、東洋医学の知識をベースとして、患者に対して問診や触診を行うことで患者の体の不調の原因・部位を特定します。そして、器具を使用せずに「なでる」「揉む」「押す」「さする」を行うことで血行を改善し、痛みの緩和やリラックス効果、ケガの早期回復を促します。

はり師・きゅう師

はり師・きゅう師は「はり」や「きゅう」という中国から伝えられた日本でも古くからある器具を使って健康増進を助け、痛みや不調の治療を行います。医療機器や薬剤を使って治療する西洋医学とは異なり、はり師・きゅう師は東洋医学に基づいた治療を行います。「はり」や「きゅう」を使い、体にある「ツボ」を刺激することで自然治癒力を高めていく方法です。

柔道整復師

柔道整復師はケガ(骨折・脱臼・ねんざ・打撲など)で損傷した骨、関節、筋肉、靭帯に対して治療(整復・固定など)を行い、人間に本来備わっている治そうとする力(治癒能力)を最大限に発揮させる施術を行います。


国家資格を持っていると、実際に選手に対してマッサージ・鍼灸・包帯やテーピングなどによる固定の施術が行えるとともに、万が一選手がケガをした場合には、ケガの治療や痛みの緩和、そしてリハビリまで対応できるようになります。 選手がベストパフォーマンスを発揮するには、日々のケアによるコンディション保持が重要です。スポーツトレーナーとして活躍するためには、上記資格は欠かせないスキルといえます。

資格は民間資格でも良い?

スポーツトレーナーの民間資格としては、日本スポーツ協会の「公認アスレティックトレーナー」やジャパン・アスレティック・トレーナーズ協会の「認定アスレティックトレーナー」の2つの資格があります。いずれもスポーツトレーナーとして活躍していくために必要なトレーニング理論などの知識を得ることはできますが、この2つの資格を持っているだけでは、選手に対してマッサージなどの施術を行うことはできません。

現在第一線で活躍しているスポーツトレーナーの多くの方々は国家資格を保有しています。 スポーツトレーナーとして活躍していくためには、トレーニング理論といった知識だけでなく、ケガの処置や早期回復、予防など体のメンテナンス技術が求められます。民間資格だけでなく国家資格も保有することで、スポーツトレーナーとしての活躍の場が大きく広がるでしょう。

求められるスキル=国家資格!

法律上スポーツトレーナーの仕事に欠かせない資格や免許はありませんが、あん摩マッサージ指圧師や柔道整復師、はり師やきゅう師といった医療の国家資格を取得することにより、スポーツトレーナーとして活躍できる場が広がっていきます。

医療系国家資格の取得を目指せる専門学校で、幅広いフィールドで活躍できるスポーツトレーナーを目指しましょう。

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